元マツダドライバーが“現場復帰”/ポルシェ911がシャシー交換/GTPのBoPは変更なしetc.【デイトナ24時間水曜Topics】

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By Auto News on Jan 25, 2024 at 3:03 AM
  1. Auto News

    Auto News Moderator Staff Member

     1月21日までIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕前公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』が行われていたアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ。レースウイークの走行開始を翌日に控えた24日水曜日、デイトナのパドックから各種トピックスをお届けする。

    ■恒例の出場全車集合写真を撮影


     水曜日の朝、恒例の集合写真撮影のために、週末のデイトナ24時間レースに参加する59台のマシンが、ターン1入口に集まった。2023シーズンのクラスチャンピオンのアクション・エクスプレス・レーシング(GTP)、PR1/マティアセン・モータースポーツ(LMP2)、バッサー・サリバン(GTDプロ)、ポール・ミラー・レーシング(GTD)がフロントロウに並べられたが、今年からポール・ミラーはGTDプロへと戦いのステージを移している。

     .GTDプロとGTDのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)テーブルには大規模な変更が加えられた一方で、IMSAは水曜日遅く、GTPクラスには一切の変更がないことを認めた。
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    水曜日に行われた全車撮影の様子

    ■マスタング・サンプリングカラーは耐久戦のみ


     日曜日の予選でのデビッド・ブルーレのクラッシュを受け、ケリーモス・ウィズ・ライリーの92号車ポルシェ911 GT3 Rはスペアシャシーへの交換を余儀なくされた。

     チームは、当初エントリーされながらもイベント前に撤退した91号車のシャシーをそのまま使用することになる。IMSAの規則に従い、チームは月曜日の大部分を、パーツを事故車から交換用シャーシに移動する作業に費やした。
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    ケリーモス・ウィズ・ライリーの92号車ポルシェ911 GT3 R

     プロトン・コンペティションの5号車ポルシェ963は、日曜日の6回目かつ最後のロア・テストのセッション中にニール・ジャニがバリアに衝突した際、リヤサスペンションを損傷した。

     チーム代表のクリスチャン・リードによると、その後修復されたという。「大きな衝撃だったけど、大丈夫だよ」とリードはSportscar365に語っている。

     リードはまた、5号車ポルシェを飾るマスタング・サンプリングのスポンサーシップはミシュラン・エンデュランス・カップ戦のみのもので、カレンダーに含まれる5つのスプリント戦で、何がそれに代わるかについては何も語られていないことを明らかにした。リードは、昨年のマシンに描かれていたウェザーテックの可能性を否定している。
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    プロトン・コンペティションの5号車ポルシェ963

    ■ブルモス・コレクションを訪問したドライバー


     NTTインディカー・シリーズのドライバーの多くは、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで数日間にわたるプレシーズンテストに参加したが、他のデイトナ出場ドライバーたちは、ロア翌日からの2日間の休暇をゴルフコースやオーランドでのNBAバスケットボール観戦に費やしたようだ。

     一方、ポルシェのファクトリードライバー、ミカエル・クリステンセンは、フロリダ州ジャクソンビルにあるブルモス・コレクションを訪れた。

     このブルモス・コレクションは、数多くの歴史的なレースカーが収蔵されている35,000平方フィートの博物館であり、ポルシェのマシンや記念品の大規模なコレクションも含まれている。
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    AOレーシングの77号車ポルシェ911 GT3 Rで2024年デイトナ24時間に参戦するミカエル・クリステンセン

    ■ワークス勢の助けになるGTDのマスタングGT3


     GTDクラスにプロトンのマスタングGT3が追加エントリーされたことは、GTDプロのファクトリー・フォード・マルチマチック・チームに利益をもたらすのに役立っていると、65号車ドライバーのディルク・ミュラーは語っている。

     この結果GTDプロに2台、GTDに1台という計3台の新型マスタングGT3が、デイトナでデビューを飾ることになる。
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    プロトン・コンペティションのフォード・マスタングGT3

    ■ジョナサン・ボマリートのサポート


     ダッジとマツダでかつてファクトリードライバーを務めたジョナサン・ボマリートは今週末、LMP2クラスのインターユーロポル・バイ・PR1/マティアセンのクルーとしてレースに参加している。

     彼はドライバーコーチング、データ分析、戦略面のサポートなど、さまざまな立場でチーム代表のボビー・エルゲルを支援している。

     ボマリートは2022年シーズンの終わりにプロドライバーから引退したが、マツダのヘリテージコレクションプログラムで積極的な役割を果たしており、エルゲルの率いるチームとは深い結びつきを持っている。
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    LMP2クラスに参戦するインターユーロポル・バイ・PR1/マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソン

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     レースウイークの走行初日となる25日木曜日、ウェザーテック選手権では3つのセッションが予定されている。10時05分からは90分間のプラクティス1が行われる。その後、14時10分からは105分間のプラクティス2となるが、このセッションはスタートから15時40分まではGTDとLMP2が走行可能、14時25分から15時55分まではGTDプロとGTPが走行可能と、クラスごとに走行不可能な時間帯が設けられている。

     18時35分から90分間は、全クラス走行可能なプラクティス3が行われる予定だ。
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    デイトナ24時間レースの舞台、フロリダ州デイトナビーチに位置するデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ

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