新生T8のウィル・ブラウン&ブロック・フィーニー組がメルセデスAMGでバサースト12時間参戦へ

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By Auto News on Jan 18, 2024 at 2:13 AM
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     早くも晩夏のシーズンインを迎えるオーストラリア大陸にて、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの強豪として君臨するトリプルエイト・レースエンジニアリングが、今季2024年も『レプコ・バサースト12時間』への参戦体制を発表。おなじみメルセデスAMG GT3エボの888号車にて、2023年にAMGジュニアからパフォーマンスドライバーに昇格したミカエル・グルニエを擁し、今季よりRSCでの僚友となるブロック・フィーニーとウィル・ブラウンのトリオで出場する。

     シリーズの3冠チャンピオンとして、今シーズンより北米最高峰のNASCAR挑戦が決まった“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンの後任として、新たにレッドブル・アンポル・レーシングへの加入が決まった初代TCRオーストラリア王者のブラウンは、大手セルフストレージプロバイダーでありチームの長期パートナーでもあるナショナル・ストレージとメルセデスAMGの支援を受け、フィーニーやカナダのスター、グルニエと12時間のプロクラスで共闘する。

     昨季のトリプルエイトは大エースのSVGと僚友フィーニー、そして2021年DTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオンのマキシミリアン・ゲーツがドライブした888号車が総合5位、さらに現T8のマネージングディレクターを務めるRSC“7冠”ジェイミー・ウィンカップとリッチー・スタナウェイ、そしてプリンス・ジェフリ・イブラヒムの99号車が総合10位/プロアマクラスの3位表彰台を獲得していた。

    「バサースト12時間は僕にとって年間でも大好きなイベントのひとつだから、またそこに戻るのが待ち切れない」と語るのは、今季からRSCでもエースに就任する21歳のフィーニー。

    「ナショナル・ストレージの企業CIでもあるブラック&イエローのカラーも素晴らしく、それを“マウンテン”で見るのも楽しみだね。オフを利用してできる限り体調を整えることに努めてきたし、スーパーカーの準備とともにテストデイも控えている。今後数週間はたくさんのことが起こるだろう」

     そんなフィーニーとブラウンにとって、この12時間耐久は翌週末にスーパーカーの開幕戦である『スリフティ・バサースト500』を控えるなど、この地域の10日間のモータースポーツ・フェスティバル『バサースト・スーパーフェスト』の幕開けとなる。

    「バサーストで毎週レースできるならそうしたいくらいさ(笑)。かなりクールなマシンで2週連続でレースできるのはエキサイティングだし、こうしたGTカーをドライブするのも大好きで、バサーストはそれに最適なトラックさ」と、GTワールドチャレンジ・アジアの経験者でもあるフィーニー。

    「トリプルエイトとの初イベントとしてウィルがチームに加わることもエキサイティングだ。最初のスーパーカー・イベントに参加する前に、彼と一緒に週末の仕事をすることは非常に重要になるだろうし、ミカエル(・グルニエ)のような人物と彼の経験が僕らに加わることも貴重な財産になるはずだ」
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    2023年にAMGジュニアからパフォーマンスドライバーに昇格したミカエル・グルニエを擁し、今季よりRSCでの僚友となるブロック・フィーニーとウィル・ブラウンのトリオで出場する
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    「National Storageの企業CIでもあるブラック&イエローのカラーも素晴らしく、それを”マウンテン”で見るのも楽しみだね」と21歳のフィーニー

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     一方、一昨年の2022年に当時ナインティーン・コーポレーション・レーシングチームから12時間耐久に参戦したブラウンも「今季の移籍は僕にとって明らかに大きな変化であり、シーズンの早い段階で吸収することがたくさんある」と意気込みを語った。

    「12時間耐久は初めてじゃないけど、名門トリプルエイトでレースをするのは初めてになる。おかげで、翌週末に最初のスーパーカー・イベントに参加する前にチームと緊密に連携することができそうだね」と続けたブラウン。

    「ブロック(・フィーニー)はGT3で多くのマイルを走行し、僕らは彼がアジアで成し遂げたことを見てきたが、それは本当に素晴らしいこと。間違いなく彼の映像とデータを確認するつもりだし、テストデイが近づいているので、その際に彼とチームから学ぶことができるのは素晴らしい環境だ」

     そのブラウンは今週月曜の15日にも初めてチームの本拠地ファクトリーを訪れ、開幕を前にレッドブル・アンポル・レーシングのスーツを試着し、新しいカマロZL1に自分の名前が入っていることを確認。チームの新人として「非現実的な」初日を過ごした。

    「ワークショップに行ってすべてを目撃し、そこに関わるのは刺激的だった」と新しいレッドブルのキャップなどを身に着けた25歳のブラウン。

    「マシンに『ブラウン』の名が掲げられているのを見るのはクールだ。初めてコースに出たら、おそらくもう少し現実的に感じるだろう。初めてのスーツを試着するだけでも、自分自身がピンチに陥る瞬間だったよ(笑)」

     昨季はエレバス・モータースポーツのダブルエースとして、チームメイトのブロディ・コステッキやSVGらとタイトル争いを繰り広げたブラウンだが、新たなシーズンとなる2024年に向けてはトリプルエイトもGen3規定の新車を製造しており、心機一転のスタートとなる。

    「一般的に彼らは新しいクルマで1年のスタートを切るのが通例であり、新シーズンもそのアプローチを採用した。いつだって学ぶべきことはたくさんあるが、昨年は新しいクルマに乗った全員にとって学びの年だった。僕はまだここへ来て1日しか経っていないが、みんな熱心に取り組んでいる」

     そのレッドブル・アンポル・レーシングは、ブラウンの出身地であるトゥーンバのウェルキャンプ空港にて、2月3日(土)にも2024年シーズンラウンチの開催を決定。明けた2月5日(月)には早速、新車のテストを計画している。
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    この12時間耐久は翌週末にスーパーカーのシーズン開幕戦である『Thrifty Bathurst 500』を控えるなど、この地域の10日間のモータースポーツ・フェスティバル『Bathurst SuperFest』の幕開けとなる
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    初めてチームの本拠地ファクトリーを訪れたウィル・ブラウン「ワークショップに行ってすべてを目撃し、そこに関わるのは刺激的だった」

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