佐藤万璃音、FIA-F2最終戦も流れを掴めず。「不運で不本意なシーズンでした」

Discussion in 'News and Articles' started by Auto News, Dec 1, 2022.

By Auto News on Dec 1, 2022 at 2:48 AM
  1. Auto News

    Auto News Moderator Staff Member

     11月18〜20日、アブダビのヤス・マリーナで開催された2022年FIA-F2第14戦アブダビ。今季最終ラウンドとなったレースに臨んだ佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は、予選で悔しいクラッシュを喫し、決勝では追い上げをみせたものの、最後まで悔しいシーズンに終わった。

     今季強豪のひとつであるビルトゥジ・レーシングに移籍した万璃音は、強い思いをもってシーズンに臨んだものの、速さをみせるときはあったがなかなか結果が伴わないシーズンを送ってきた。迎えた今季最終戦は、後半戦から印象的な速さを発揮し始めた万璃音にとって、その好調ぶりをどうアピールできるかが勝負のレースとなった。

     フリー走行開始直後から勢いよくコースインした万璃音は、常にトップ6〜8に入るタイムをマークしたが、最終的にプッシュしすぎたためタイヤのグレーニングが出てしまい、1分38秒766で12番手にとどまった。ただフィーリングは良好で、予選での好結果にチームの期待が高まっていた。

     しかし気温34℃、路面温度44℃というコンディションで行われた予選では、1セット目のアタックからハイペースでセクター1〜2をクリアしたものの、ホテル下のコーナーでリヤが流れてクラッシュ。万璃音は悪夢のスピンで赤旗の原因を作ってしまった。

    「フリー走行の走り出しからマシンのフィーリングは良かったですが、最初のプッシュラップでフロントタイヤの温まりが足りない状況でプッシュしすぎたので、タイヤにグレーニングが発生し、それがパフォーマンス不足に繋がったのは分かっていたので、逆に予選で気合が入り過ぎてしまったのかもしれません」と万璃音。

    「予選はアウトラップ、プレパレーションラップでタイヤが十分温まったので、セクター1〜2と良いペースで攻めていたのですが、ホテル下のコーナーで無理はしていなかったのものの、自分のドライビングにリヤがついてこれず、クラッシュしてしまいました。結果としてこのアクシデントがすべてを奪った週末でした。モンツアでは予選の最後にアタックを狙っていたら赤旗でアタックのチャンスを奪われたので、今回は早めにタイムを出しにいったのも、気持ちが前にいきすぎていた原因かもしれません」

     11月19日に行われたレース1では、最後尾グリッドから気持ちを切り替えて臨んだスタートで、今シーズンのベストスタートを切ると、1周目で22番手から17番手までシャンプアップした。ただ中団グループでのクラッシュにより赤旗中断。タイヤバリアの損傷が激しかったため、その交換作業に時間がかかり、約32分の中断後、日没が迫るなか3周目からのローリングスタートの形で再開された。

     ただローリングスタートということで、レース全体が落ち着いた展開となってしまい、15番手まで浮上したところで、22周目のターン12で後続マシンのブレーキングミスにより突っ込まれてしまう。相手側に5秒ペナルティが課されたのもの、万事休す。万璃音はなんとかレースに復帰し、完走は果たしたものの、19位という結果に終わった。

    「レース1は、スタートが今季いちばんのできで、データから見ても今季最も良かったのですが、いきなりの赤旗。レースがローリングスタートで再開されたので、レース全体が落ち着いてしまい、抜けないレースとなってしまった挙句、横から当てられて終わりました」と万璃音。

     明けて11月20日のレース2はタイヤ選択やピットインのタイミングをどのような戦略で挑むかが勝負のカギとなり、万璃音とエンジニアは、ミディアムタイヤでのスタートを選び、22周目までステイアウトしてポジションを6番手まで上げたが、ピットイン後にフレッシュタイヤのグリップを武器に、前を行く2台のマシンを抜き去るペースがあったにもかかわらず、連続して二度もバーチャルセーフティカー(VSC)が出され、そのチャンスを奪われてしまう。結果は15位フィニッシュとなり、残念ながらポイント獲得はならなかった。

     万璃音は「長いレースで戦略で差がつきますから、ミディアムタイヤでスタートし、序盤の7〜8ラップのペースはかなり良かったのですが、リヤがオーバーヒート気味になってしまって苦しみました。それでも勢いよくグリップがなくなるわけではなく、多少グリップが戻りはしたのですが、ペースが上がらず厳しい戦いになってしまいました。前がクリアで走れれば、タイヤに優しい走りもできるのですが、後方から追い上げるにはタイヤもこじったりせねばならない時もありますから、タイヤマネージメントに気をつけて走り続けました」とレース2を振り返った。

    「タイヤ交換をしてからは、ペースも上がり前のマシンをオーバーテイクしようとするタイミングで二度もVSCが出されてしまい、それ以上前にいけないままチェッカーとなってしまいました。あと2台は確実に抜けたと思います」

     期待とともに始まった万璃音の2022年は、シリーズ獲得ポイント6点で、シリーズランキング22位という不本意な結果に終わった。

    「今回のレースは、自分のペースは速かったのですが、予選でのクラッシュが最悪でしたね。速さがなかなか結果に繋がらない、不運で不本意なシーズンでした」と万璃音は2022年を振り返った。

    「シーズン序盤に何度かエンジントラブルに見舞われ、自分好みのマシンに仕上げるのに時間がかかってしまったのが、今年の流れを作れなかった原因だと思います。チームやエンジニアは自分の本当の速さやポテンシャルを認めてくれていますが、不運なタイミングで赤旗が出たり、ツキが無かった一年でした。応援してくださった皆さんには、感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました」

    .
     

Comments

Discussion in 'News and Articles' started by Auto News, Dec 1, 2022.

Share This Page