2022年のSTCCは20台が集結予定。ブリンクMSは第2世代アウディRS3 LMSにスイッチ

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By Auto News on Jan 19, 2022 at 2:20 PM
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     TCR規定の採用以降、2022年で6年目のシーズンを迎えるTCRスカンジナビアこと、STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権は、昨季の全13台17名のフルシーズンエントリーを上回り、新年度に向け20台の参戦台数が集ったことを発表。完全なエントリーリストはまだ明らかにされていないものの、そのうち10台が「新型モデルや新規チームになる」ことをアナウンスした。

     2021年はドライバーズランキングでワン・ツーを決めたPWRレーシングが、クプラ・ディーラー・チームとしてシリーズタイトルを奪還。2022年に向けて連覇に挑むほか、オリバー・セーデルシュトレーム(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/レストラップ・レーシング)を擁してジュニア王者を獲得した一昨年のチャンピオンチームや、新規プライベーターのFHレーシングらも、すでに来季参戦を表明している。

    「この20台という年間エントリー数は強さのメッセージであり、シリーズは前年度と比較してグリッドサイズの大幅な拡大に向かっている」と語るのは、シリーズのCEO兼マネージングディレクターを務めるミュッケ・ベルンだ。

    「ドライバー、チーム、そして新規モデルの参入で、我々はエキサイティングな冬と春を迎えている。完全に新しいチームと既存のチームの両方があり、今後数カ月の間にラインアップが発表される予定だが、そのうちのひとつはノルウェーからのものだ」と続けたベルンCEO。

    「しかし、チームの個々のラウンチ計画を尊重しなければならないため、残念ながら現在はそれ以上のことを明らかにすることはできないんだ」

     王者PWRの創業者兼共同オーナーであり、かつては自身もドライバーとして、STCCのみならずWTCR世界ツーリングカー・カップにも参戦したダニエル・ハグロフは、2022年シーズンに「少なくとも2台のクルマ」でタイトル防衛に挑むことを確認した。

    「そう、それが最低限のラインで、我々は現在3台目のクルマを走らせる可能性を評価している。それと同時にチームと一緒に戦うドライバーについても検討していて、より多くの情報は近日中にも発表できると思うよ」

     ロバート・ダールグレンが自身3度目の王座を獲得し、ミカエラ-アーリン・コチュリンスキーが彼女自身のキャリアハイとなるランキング2位を得た2021年だが、チームは来年のラインナップをまだ最終確定させていない状況だ。

     一方、2021年開幕を目前に前年度王者ロブ・ハフの緊急離脱に揺れたレストラップ・レーシングは、このオフにもスウェーデンの首都ストックホルムにある新しい施設に拠点を移し、PWRと同様「最低2台のマシン」を投入する計画を立てている。

    「2022年の目標は、STCCタイトルをチームが所属する場所に戻すことだ。このプランの重要なパートこそ、ストックホルムの新しいファクトリー設備になる」と、チームの共同代表であるフレデリック・レストラップ。

     その2021年は前出のセーデルシュトレームを新エースに据え、ミカエル・カールソンとロビン・クヌットソンを起用し、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRの3台体制を敷いてきた。
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    CUPRAのトップカスタマーとして参戦するPWR Racing(PWRレーシング)だが、2022年体制はまだ明らかにしていない
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    2021年はミカエラ-アーリン・コチュリンスキーとともに、シリーズ1-2で3度目の王座を決めたロバート・ダールグレン
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    2022年を前にスウェーデンの首都ストックホルムにある新しい施設に拠点を移したLestrup Racing(レストラップ・レーシング)

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    「2022年シーズンには最低2台のクルマを走らせる予定だ。昨季はドライバーとチームのタイトルを守るという主な目標は達成できなかったが、競争の激しいシリーズで良い年を過ごした。2022年の焦点はすべての要素をまとめることで、タイトル奪還に挑戦するため必要なものがあることは間違いない。近日中にもラインアップを発表する予定だよ」とレストラップ代表。

     そして2019年に念願のチームタイトルを手にした強豪ブリンク・モータースポーツも最低「2台を投入する」ことを確認し、その車両が第2世代『アウディRS3 LMS』にスイッチされることも明かしている。

    「我々には確保すべきタイトルがひとつ残っている。それがSTCCドライバーズチャンピオンの称号だ。2019年にはチームのタイトルを獲得し、2022年に向けてはチームとドライバー、双方の王座のため戦う条件を確保するべく、この年末年始も非常に懸命に取り組んできたんだ」と明かした代表のテッド・ブリンク。

    「新シーズンに向けては、これまで我々とレースをしたことがない新たなドライバーと契約を結んだ。さらに別のドライバーとも話し合っており、2022年も3台体制に拡張する可能性はオプションとして残されているよ」

     その新ドライバーとして白羽の矢が立てられたのは22歳のヒューゴ・ネルマンで、昨季はランキング3位に終わったチーム共同所有者兼エースドライバーのトビアス・ブリンクとともに、新型アウディのステアリングを握ることが決まった。

    「2022年が本当に楽しみだよ。ドライバーとしては誰だって、勝つための条件を整えたいとつねに思っているはずだ。僕はいま、ブリンク・モータースポーツでそれを手に入れたと感じているんだ」と意気込みを語ったネルマン。

     2018年当時にクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)でヨハン・クリストファーソンの僚友としてSTCCデビューを果たし、その後はポルシェ・カレラカップで2年間を過ごしたネルマンは、昨季はカヤード・レーシングからシリーズに復帰し総合6位、ジュニア選手権2位でフィニッシュしている。

    「STCCのトップを目指して戦うのは決して簡単なことではないけれど、アウディの新しいレースカーとチーム、そして僕の2年間のSTCCフルシーズン経験から、今こそまさにそれが達成できると思っている」
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    2020年は元世界王者ロブ・ハフ(右)を擁して、チーム史上初のダブルタイトルを獲得している
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    第2世代『アウディRS3 LMS』にスイッチすることを表明したBrink Motorsport(ブリンク・モータースポーツ)
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    KMSからシリーズデビューを飾ったヒューゴ・ネルマンに、その新世代アウディを託すことも決めている

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