豪州SC:第2戦シドニー。待望の再開戦は王者マクラフラン2勝、伏兵パーカットも初勝利

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By Auto News on Jun 29, 2020 at 9:13 PM
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     VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカー第2戦として、実に118日ぶりで開催されたシドニー・モータースポーツパークでの1戦は、現在VASCシリーズ連覇中のディフェンディングチャンピオン、スコット・マクラフラン(フォード・マスタング/DJR Team Penske)が貫禄を見せ週末2勝をマーク。伏兵ニック・パーカット(ホールデン・コモドアZB/Brad Jones Racing)がレース2で今季勝利を飾っている。

     2月末に行われた開幕戦アデレード500を経て、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症予防対策として、F1開幕戦併催イベントのアルバートパークでシリーズが中断して以来、待ち望まれたチャンピオンシップ再開の日を迎えたVASCシリーズ。

     スーパースプリントのフォーマットを採用したシドニー戦で仕切り直しとなった6月26~28日の週末は、ルーキーセッションから公式練習1、2のすべてでホールデン勢がトップタイムを記録するなど、ブレイク期間中の戦力構図に変化があったかと期待が高まった。

     しかし、予選では2019年を席巻してシリーズ連覇を達成したマクラフランとShell V-Powerカラーのマスタングが躍動し、定位置となるポールポジションを奪取。開催延期期間中のeスポーツ・シリーズ『Supercars All Stars Eseries』で宿敵となった“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)や、シリーズ7冠のジェイミー・ウインカップ(ホールデン・コモドアZB/Triple Eight Race Engineering)らを従え、レース1のターン1に向けても順当にホールショットを決めていった。

     レース距離130kmのスプリント勝負は中盤のピットストップが勝敗の鍵を握ると予想され、序盤から各車ともタイヤ摩耗のケアをしながら周回を重ねると、先頭を行くマクラフランのレースペースが鈍り始め、後続のレッドブル・レーシング・オーストラリア勢2台と、チャズ・モスタート(ホールデン・コモドアZB/Walkinshaw Andretti United)らのギャップが詰まり始める。

     中盤15周目で先に動きを見せたのは、3番手を走行していた“セブンタイムス・チャンピオン”ことウインカップで、COVID-19の影響により週末20セット、チーム当たり13名のスタッフしか登録が許されない(うちピット作業は4名)状況で戦略判断が分かれるなか、4本ともにニュータイヤに交換してピットアウト。

     ときを同じくして、2番手SVGにテール・トゥ・ノーズへと迫られていた首位マクラフランも翌周にピットへと向かい、同じく4本交換でトラックへと復帰すると間一髪のタイミングでフォード陣営のキャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/Tickford Racing)に先行され、蓋をされている間に暫定首位SVGが逆転に向けスパートをかける。
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    再開を迎えたVASCシリーズ。しかしCOVID-19の影響により週末タイヤ20セット、チーム当たり13名の登録に制限された
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    R1は仮想空間でも勝負を繰り広げたマクラフランvsSVGのKiwi対決となり、わずか0.1876秒差でVASC連覇中の王者に軍配
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    本戦から久々のフォード陣営復帰を果たした2010年王者ジェームス・コートニーは、R2で7位に喰い込んだ

    ■0.1876秒差の大接戦!


     そして3周後の18周目にようやくピットレーンに飛び込んだSVGは、定石通りにライバル同様の4本交換を選択。しかし左フロントの交換に手間取り大きくタイムを失い、マクラフラン、ウォーターズ、ウインカップ、そしてリー・ホールズワース(フォード・マスタング/Tickford Racing)の背後5番手でのコース復帰となってしまう。

     ライバル勢より数周分フレッシュなタイヤセットで猛追を開始したSVGは、すぐさまホールズワースを仕留めると、ウインカップが道を譲ってSVGを送り出し、残り10周のところで首位マクラフランと3秒差まで詰め寄ってくる。

     そして残り数周のところでマスタングのリヤウイング下にコモドアの鼻先を擦り付けるところまで迫ったSVGは、ファイナルラップに向け再三のプレッシャーを掛けていく。

     仮想空間でもバトルを繰り広げたニュージーランド出身“Kiwi”同士の勝負は、32周目の最終コーナーまで続いたものの、王者マクラフランが貫禄のドライブで退け、わずか0.1876秒差で開幕戦以来の今季2勝目をマーク。SVG、ウインカップの表彰台にモスタート、パーカットが続くトップ5となった。

     続く日曜の2ヒートに向けた予選ではウインカップがポールを確保したものの、レース2で主役を演じたのは伏兵BJRのパーカットで、6番グリッド発進の序盤から2番手に進出すると、制限の掛かる新フォーマットの影響で各陣営により片側2本交換か4本交換かの判断が分かれるなか、4本交換を決断したパーカットがピットアウト直後のウインカップを逆転し、2016年以来のVASC勝利を獲得した。

     同じくレース3でも週末の間に戦略判断が次々と更新され、早々に4本交換を判断したホールズワースとのマスタング対決を制したマクラフランが週末2勝目、シーズン5戦で3度目のウイナーとなり、右側2本交換を選択したレッドブル・レーシング・オーストラリア勢は判断が裏目に出て、ウインカップ3位、SVGが6位に終わっている。

     続く2020年VASCシリーズ第3戦は、ふたたびスーパースプリント・フォーマットを採用するウイントンでのレースが7月18~19日の週末に争われる。
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    R1でも5位入賞を果たしていたニック・パーカット(ホールデン・コモドアZB/Brad Jones Racing)が、R2でシリーズの盟主を下して値千金の勝利
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    「スコッティやレッドブル勢を相手にして勝てたなんて信じられない」と、喜びを語ったニック・パーカット
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    R3で王者相手に1.5秒差まで迫り2位となったリー・ホールズワース。「とにかくノーダメージでフィニッシュすることを祈った」

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