ル・マン24時間:トヨタ、2台揃ってアクシデントに見舞われるも、7号車が暫定ポール獲得

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By Auto News on Jun 12, 2019 at 9:23 PM
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     フランス、サルト・サーキットで開催されている第87回ル・マン24時間レースは6月12日、走行初日を迎え、この日行われた予選1回目でTOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が暫定ポールポジションを獲得した。

     12日は予選1回目とその前に4時間のフリープラクティスが設けられた。同日午後に激しく降った雨の影響を受け、ウエット路面で開始されたこのセッションのなかで、トヨタは7号車とセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ組8号車それぞれで路面コンディションに合わせたタイヤ交換のタイミングを評価。

     途中、LM-GTE Amクラスの車両がユノディエールで激しくクラッシュしたことから約50分に渡ってセッションが中断されるなか、2台のトヨタTS050ハイブリッドは合わせて95周をラップし、7号車がセッショントップタイムを記録して予選前の走行を終えている。

     同日22時、サーキットを夜闇が包む頃にスタートした2時間の予選はドライ路面で行われた。ここではプラクティスで最速タイムを記録した可夢偉が乗り込んだ7号車と一貴の8号車が早々にアタックを開始。サルト・サーキットのレコードホルダーである可夢偉はこのセッションでも速さをみせ、3分17秒161というタイムをマークしてタイムシートの最上段につけた。

     一方、8号車の一貴はトラフィックと全周で速度制限を強いられるフルコースイエローにアタックを阻まれたことで、タイムを伸ばすことができず。しかし、すぐにモードを切り替え、決勝を見据えた準備に取り組んでいる。

     その後、2台はドライバー交代をしながら周回を重ねていくが、セッションが残り約45分となったところで、最終コーナーでスピンを喫しコースに復帰しようとしていたLMP2カーと7号車が接触。このアクシデントで7号車は左フロントに大きなダメージを負い、35分ほどの修復作業を余儀なくされた。

     また、7号車のアクシデントとほぼ同じタイミングで8号車もGTEカーと絡んでおり、こちらは数分の作業でコース復帰を果たしたものの、フロアの修復とフロントノーズの交換が行われた。

     なお、8号車はこのあと、アロンソがパーソナルベストとなる3分19秒632を記録。トップの7号車からLMP1プライベーターの2台を挟んだ総合4番手にポジションを押し上げている。

    ■「スピン車両がよく見えず、避けきれなかった」とコンウェイ


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    8号車トヨタTS050ハイブリッド
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    8号車トヨタTS050ハイブリッド
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    フォードシケインでの接触によって左フロントにダメージを受けた7号車トヨタTS050ハイブリッド

    「多くの車両が走っていたのでベストな予選ラップではありませんでした」とアタックラップを振り返った可夢偉。

    「クリアラップで気持ち良く走れなかったのは残念ですが、クルマの状態は上々ですので、もっとタイムは向上していくはずです」

    「24時間の長いレースでは、予選はあまり意味がないので、レースに向けてできる限りの準備を行っています。今日のコンディションは実際のレースの時とは違うと思いますので、さらに車両を良い状態に仕上げていきます」

     アクシデントに遭遇したコンウェイは当時の状況を次のように語った。

    「先のコーナーでスピンをした車両のライトの光が目の前に現れた。避けようとしたのだけど、車両がしっかりと見えなかったこともあり、残念ながら接触してしまった」

    「接触が起こるまではとてもうまくいっていたので、このアクシデントはとても残念だよ。また、メカニックには不要な作業を強いることになって、とても申し訳なく思っているんだ」

    ■中嶋一貴「明日2回ある予選セッションでは、タイムを更新すべくベストを尽く」


    「今日はまずまず順調だった」と語るのは一貴、ブエミと8号車をシェアするアロンソだ。

    「午後の練習走行ではセットアップ作業をこなしていたが、天候の変化に翻弄されてしまった。続く予選では不運にもコース上の混雑に遭遇し、我々の本当のペースを示すことができなかったよ」

    「その後、僕たちは決勝レースでのコンディションに向けた作業の続きをこなすことに専念した。明日はさらなるセットアップ向上のチャンスがあるだろうし、ラップタイムの更新も狙っていくつもりだ」

     8号車で最初のアタックを担当した一貴も「プラクティスは雨の影響で、思いどおりの走行にはなりませんでした」とアロンソと同様に、フラストレーションを感じた様子。

    「夜の予選では僕が新しいタイヤでアタックを担当しましたが、コース上の混雑に阻まれてしまいました。予選は多くの場合コース上の混雑による運不運がありますが、今日は僕らに運がありませんでしたね」

    「明日の2度の予選セッションではタイムを更新すべくベストを尽くします。とはいえ今日のセッションでは、夜間走行で異なるセットアップを試し、幾つか学ぶ点があったので、今後に役立つと思います」

     WECのシリーズ戦とは異なり計3回の予選セッションのなかで、もっとも速いタイムを採用して各車のグリッドが決定するル・マン24時間の予選。残り2回のクオリファイセッションは13日19~21時(日本時間14日2~4時)、同日22~24時(日本時間14日5~7時)に行われる予定だ。




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    8号車トヨタTS050ハイブリッドに乗り込んだ中嶋一貴
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    プラクティス、予選1回目でトップタイムをマークした小林可夢偉
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    暫定4番手につける8号車トヨタTS050ハイブリッド

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