24時間以上に過酷なセブリング12時間。アキュラ・ペンスキー2戦目は2台リタイアに

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By Auto News on Mar 20, 2018 at 8:03 PM
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     IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップは開幕戦デイトナ24時間からちょうど2カ月後に第2戦を同じくフロリダ州で開催した。第66回セブリング12時間レースである。開幕戦がいきなり24時間耐久というのもアメリカらしい荒っぽさだが、次がまた12時間耐久なのだから、これはもう過酷と表現していい世界。しかも、アメリカでは「セブリングはデイトナ以上に過酷」という説が定着している。

     しかし、アキュラもチーム・ペンスキーもセブリングでは経験と実績を積んでいる。アキュラは1993年にコンプテックとキャメル・ライツ・クラスで勝って以来、もう何度もクラス優勝を飾っている。

     2007年にスタートした現行プロジェクトのルーツとも言えるLMP2への参戦では、アンドレッティ・グリーン・レーシングがARX-01aのデビュー戦で総合優勝にあと一歩の2位フィニッシュでクラス優勝。総合優勝も2016年にエクストリーム・スピード・モータースポーツがリジェJS P2/ホンダで飾っている。

     チーム・ペンスキー2005年にポルシェ・ワークスのRSスパイダーをLMP2にデビューさせ、フル・エントリー3年目にひとクラス上のLMP1を倒してのセブリング総合優勝を達成している。

     アキュラARX-05のデビューは1月のデイトナ24時間だったが、2台エントリーしたうちの1台が予選2位につけ、レースでは2台揃ってトップグループを走行。スタートから12時間が経過した時に1-2体制でレースをリードしていた。

     その後に6号車はオルタネーターのトラブルで遅れ、7号車は他車との接触で冷却系などにダメージを負ったために上位フィニッシュは果たせなかったが、レース時間が半分のセブリングには十分勝機アリと、ホンダもチーム・ペンスキーも手応えを掴んでいた。
     
     朝晩は冷え込み、日中は暖かいと不思議な天候でプラクティスと予選が行われ、アキュラ・チーム・ペンスキーの2台は7号車がリッキー・テイラーのアタックでPPに0.341秒届かずの予選3番手。ファン・パブロ・モントーヤがアタックを担当した6号車は予選6番手につけた。

     レースはPPスタートだったキャディラックDPi V.R(スピリット・オブ・デイトナ・レーシング)、去年からニッサンと組んでいるESMの22号車、カーナンバー31のキャディラック(デイトナ24時間ウィナーのアクション・エクスプレス・レーシングの2台目)、マツダ・チーム・ヨーストの55号車(マツダRT24-P)らと、2台のアキュラによるトップ争いとなった。

    ■初優勝を目指すペンスキーを襲うトラブル


     エリオ・カストロネべス/テイラー/グレハム・レイホール組の7号車は序盤のピットストップでトップを奪い、レースをリード。ところが、6時間が経過した頃にテイラーが突然コースでマシンを停めた。エンジンの油圧が低下したためで、マシンはガレージに牽引されてリタイア。周回数は172周だった。

     ジリジリとしかし確実にポジションを上げていたモントーヤ/デイン・キャメロン/シモン・パジェノー組の6号車は、6時間が経過した頃にトップ3入り。しかし、7時間経過前にキャディラック軍団の1台と接触してスピン。そこで駆動系を傷め、こちらも203周でリタイアリストに名を列ねた。

     フロリダでの合計36時間耐久でアキュラ・チーム・ペンスキーは2台そろって結果を出すことができなかった。2戦ともトップを走り、スピードをすでに備えていることは明らかだった。しかし、7時間で2台がコース上から姿を消すとは少々意外な結末だ。

     若いテイラーは、「すべて予定通りだった。速いペースを保って安定して周回を重ねており、トップ3でゴールまで戦い続けることが可能だと感じていた。結果はメカニカルトラブルによるリタイア」

    「レース前に考えていた通りのペースで戦えていただけに悔しい。終盤に激し苦なる戦いを楽しみにしていたのに……。しかし、力をまったく見せらせずにリタイアしたのではなかった。僕らのマシンにはスピードがある。次のロングビーチでは勝利を飾りたい」と続けた。

     モントーヤは、「セブリングはマシンに厳しいサーキット。トラブルが出ることもある。プッシュしてライバルたちとのバトルを戦いながらポジションを上げていくことができていただけに、トラブルでのリタイアは残念だが……」と語っていた。

     デイトナに続き、2台のうちの1台は他車との接触でダメージを受けた。そして、7号車は3.74マイルのコースを170周プラス走ったところでリタイア。合計5回のプラクティスと予選を含めても走った距離は500マイルほどと考えられ、メカニカルトラブルが発生するタイミングとしては早過ぎた印象だった。

     4月14日(土)決勝の第3戦スポーツカーグランプリ・アット・ロングビーチは1時間40分のスプリントレース。3.5リッターV6ツインターボ搭載のアキュラARX-05はタイトなストリート・コースでどんな走りを見せ、アキュラ・チーム・ペンスキーとそのドライバーたちはどんな戦いぶりを見せるのか、注目したい。

     

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